乳児の場合
シロップ
シロップはスポイドかスプーンを使って飲ませます。
⚫︎ スプーンの場合
一口の量を少なくして、数回に分けて飲ませます。
一気に飲ませると、むせたり吐き出したりするので、頬の内側から少しずつ飲ませます。
哺乳瓶用乳首(ニップル)にシロップを入れて、口にくわえさせて飲ませる方法もあります。

粉薬
粉薬は少量の水(1~2滴程度)に混ぜペースト状にして、指で頬の内側や上あごに塗ってください。そのあと、母乳やミルク、湯ざましを与えます。
1回分のミルクに混ぜるのはやめましょう。全部飲めなかった場合、薬も飲めなかったことになります。
キャップ一杯分程の水で溶かした後、哺乳瓶用乳首(ニップル)に入れてくわえさせて飲ませる方法もあります。

幼児の場合
シロップも粉薬も、なるべくほかのものに混ぜないで、そのまま与える習慣をつけましょう。
どうしても飲めない場合は、練乳やパンに塗るチョコレート、またはチョコレート風味のゼリーやアイスクリーム、他にはレトルトのカレーなどに混ぜるとにおいや味が紛れます。また、粉薬を少量の水に溶かして凍らせ、薬のシャーベットにして与える方法もあります。

薬の性状によって、混ぜると苦みが強くなるものがあります。
薬を処方された薬局で聞いてみてください。
いつ飲ませればよい?

食事の後は、お腹がいっぱいだったり、食べたものと一緒に吐いたりすることがあります。子どもは薬で胃があれることはないので、特別な指示がない限り、食前・食後にこだわらず、時間になったら飲ませてください。乳児の場合は、授乳の前に薬を飲ませる方がいいでしょう。
1日2回の薬
朝と夜、約12時間ごとを目安にしてください。
1日3回の薬
食事の時間にとらわれず「起きている時間に等間隔に3回」を目安にしてください。
2025年2月更新